62歳の男性。呼吸困難を主訴に来院した。1か月前に労作時呼吸困難が出現し増強してきたため受診した。喫煙は30本/日を40年間。
体温36.4℃。脈拍104/分、整。血圧132/86mmHg。呼吸数24/分。SpO2 94%(room air)。呼吸時に胸郭の動きに左右差を認める。心音に異常を認めず、呼吸音は左肺で減弱している。左胸部の打診は濁音を呈している。
考えられるのはどれか。
a. 気胸
b. 肺炎
c. 肺気腫
d. 無気肺
e. 肺塞栓
62歳の男性。呼吸困難を主訴に来院した。1か月前に労作時呼吸困難が出現し増強してきたため受診した。喫煙は30本/日を40年間。
体温36.4℃。脈拍104/分、整。血圧132/86mmHg。呼吸数24/分。SpO2 94%(room air)。呼吸時に胸郭の動きに左右差を認める。心音に異常を認めず、呼吸音は左肺で減弱している。左胸部の打診は濁音を呈している。
考えられるのはどれか。
a. 気胸
b. 肺炎
c. 肺気腫
d. 無気肺
e. 肺塞栓
a 気胸であれば打診で鼓音が聞こえる
b 感染を疑う所見はない
c 肺気腫であれば打診で鼓音が聞こえる
d 正解。濁音は無気肺や胸水など体液貯留のときに聞こえる
e 経過より肺塞栓は否定的
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※公式問題・正答は厚生労働省公開資料をもとに整理しています。
システム設計・解説記入:米澤 昌紘(X : @leknyan)
(医師/日本橋内科クリニック院長)