67歳の女性。息苦しさを主訴に来院した。

現病歴: 5年前から労作時に呼吸困難を自覚していた。風邪をひくと回復が遅く、自宅近くの診療所で去痰薬の処方を受けていた。2か月前から安静時にも呼吸困難を自覚するようになり、数日前から症状が悪化したため受診した。

既往歴: 60歳から高血圧症にて内服治療中である。

生活歴: 喫煙は20本/日を45年間。飲酒は機会飲酒。朝の散歩を日課としていたが2か月前から息苦しいためやめている。

家族歴: 父親が肺癌で死亡。

現症: 意識は清明。身長162cm、体重42kg。体温36.4℃。脈拍64/分、整。 血圧130/72mmHg。呼吸数20/分。SpO2 90%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。胸部の聴診で、心音はI音とII音の減弱を認める。呼吸音は減弱している。

検査所見: 血液所見:赤血球434万、Hb 13.5/dL、Ht 40%、白血球7,400、血小板23万。血液生化学所見:総蛋白6.7g/dL、アルブミン3.7g/dL、総ビリルビン0.5 mg/dL、AST 25IU/L、ALT 30IU/L、LD 195IU/L(基準176~353)、ALP 189IU/L(基準115~359)、クレアチニン0.9mg/dL。CRP 0.2mg/dL。動脈血ガス分析(room air):pH 7.41、PaCO2 55Torr、PaO2 62Torr、HCO3- 34mEq/L。呼吸機能検査:%VC 80%、FEV1% 38%。胸部エックス線写真では両側で肺野の透過性亢進と横隔膜の平低化とを認める。


この患者にみられる可能性が高いのはどれか。

a. Cheyne-Stokes 呼吸

b. Kussmaul 呼吸

c. 口すぼめ呼吸

d. Biot 呼吸

e. 下顎呼吸

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この患者の病状悪化とともに増加または上昇するのはどれか。

a. 一秒量

b. 残気量

c. 肺拡散能

d. 努力肺活量

e. 動脈血酸素分圧

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