52歳の男性。咽頭痛と嚥下困難とを主訴に来院した。
咽頭所見、頭部造影MRIのT1強調水平断像及び生検組織のH-E染色標本を別に示す。生検組織の免疫組織化学染色標本で、ヒトパピローマウイルスの持続感染を示唆するp16蛋白が強陽性であった。口腔粘膜擦過検体のPCR検査でもヒトパピローマウイルスが検出された。
適切な対応はどれか。
a. 経過観察
b. 抗菌薬投与
c. 扁桃摘出術
d. 放射線化学療法
e. 抗ウイルス薬投与
ヒトパピローマウイルスによる中咽頭癌の症例。
咽頭癌 - 病理コア画像
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