23歳の女性。右下腹部痛のため救急車で搬入された。2時間前に右下腹部痛が突然出現した。病院到着時には右下腹部痛の強さは発症時に比べ半減していた。

意識は清明。体温36.7℃。脈拍92/分、整。血圧110/82mmHg。呼吸数14/分。SpO2 96%(room air)。内診で右付属器に径6cmの腫瘤を触知し圧痛を認める。子宮と左付属器とに異常を認めない。尿妊娠反応は陰性である。経腟超音波像を別に示す。

この患者への対応として適切なのはどれか。

a. 経過観察

b. 腫瘍摘出

c. 抗菌薬投与

d. 経腟穿刺吸引

e. 黄体ホルモン療法

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)