問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)
25歳の男性。水様性鼻汁と眼の痒みとを主訴に来院した。2月中旬から水様性鼻汁、くしゃみ及び眼の痒みが出現するようになり、3月上旬から症状が増悪したため受診した。3年前から同様の症状を2月中旬から4月にかけて認めていた。症状は外出時に増悪する。
体温36.5℃。眼球結膜の充血を認める。咽頭に発赤を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。
この患者の病態として正しいのはどれか。
a. 補体の低下を認める。
b. Ⅳ型アレルギーである。
c. IgM抗体が関与している。
d. 鼻汁中に好酸球が増加する。
e. マクロファージが関与している。
アレルギー性鼻炎の症例