67 歳の男性。歩行時の両下肢痛を主訴に来院した。15 年前から高血圧症と脂質異常症とで内服治療中である。最近、10 分程度の歩行で両下肢痛が出現するようになった。安静にしていると軽快するという。

体温 36.5 ℃。脈拍 64/分、整。右上腕血圧 134/72 mmHg、足関節上腕血圧比は右 0.67、左 0.50(基準 0.9 以上)。入院後、下肢血管に対してステント留置術が行われた。左下肢の治療前、ガイドワイヤ通過後及び治療後の血管造影写真を別に示す。

ステントが留置された矢印で示す血管はどれか。

a. 左腓骨動脈

b. 左総腸骨動脈

c. 左内腸骨動脈

d. 左浅大腿動脈

e. 左大腿深動脈

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)