問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)
80 歳の男性。右胸部の疼痛を伴う皮疹を主訴に来院した。2日前から症状を自覚していた。昨日から次第に悪化し、今朝衣服に浸出液が付着していることに気付いたため受診した。右胸部の写真を別に示す。
適切な治療薬はどれか。
a. メロペネム
b. バラシクロビル
c. オセルタミビル
d. フルコナゾール
e. レボフロキサシン
帯状疱疹です。抗ヘルペスウイルス薬を使います。
過労・加齢・ストレス等で免疫力が低下し、潜伏した水痘・帯状疱疹ウイルスが活性化することで発症。
後遺症として帯状疱疹後神経痛(ずっと痛い)になることがあるので、なるべく早く加療が必要。
好発:精神的負担と身体的負担に晒された研修医