風疹に対する免疫がない人の割合が最も高いのはどれか。
成人の病態と関連性が強いウイルスとの組合せで正しいのはどれか。
抗癌化学療法により再活性化をきたす肝炎ウイルスはどれか。
Which is the incorrect description about Zika virus infection?
ヘルパンギーナにおいて小水疱が好発する部位はどれか。
ノロウイルス感染症について正しいのはどれか。
角結膜のウイルス性疾患はどれか。2つ選べ。
ノロウイルスの不活化に有効なのはどれか。
HTLV-1 について正しいのはどれか。2つ選べ。
62歳の女性。失見当のため来院した。7日前から歯痛があり食欲不振となり、3日前から頭痛が出現した。今朝、自宅にいるのにコンビニの中と勘違いし、携帯電話をまんじゅうと思いかじりついたため、心配した家族に伴われて受診した。
38歳の男性。発熱と陰囊痛とを主訴に来院した。5日前から39℃台の発熱、悪寒、頭痛および耳前部の痛みを自覚していた。2日前から発熱と痛みは軽快していた。本日朝から左陰囊の腫大と疼痛、下腹部痛および悪心を自覚している。2週間前に6歳の息子が流行性耳下腺炎と診断されていた。流行性耳下腺炎のワクチン接種歴はない。その他の既往歴に特記すべきことはない。
18歳の女子。発熱と咽頭痛とを主訴に来院した。2日前から38.5 ℃の発熱と咽頭痛が続いている。口蓋扁桃は両側とも発赤、腫大しており、白苔の付着を認める。この患者が細菌感染症よりウイルス感染症であることを示唆するのはどれか。
嘔吐と下痢を伴うウイルス性胃腸炎が強く疑われる児の汚物を処理する際に用いる消毒薬として適切なのはどれか。
あるウイルス性疾患の我が国における月別発生数の傾向を示す。 この疾患はどれか。
2019年以前の我が国におけるインフルエンザについて、正しいのはどれか。
52歳の男性。発熱と体幹の皮疹を主訴に来院した。3日前に38℃台の発熱と咽頭痛が出現した。自宅近くの医療機関でNSAIDを処方されたが、顔面と体幹に小水疱が多発したため受診した。妻が2週前に帯状疱疹に罹患したという。径2〜3mmの紅暈を伴う小水疱と小膿疱を播種状に認め、一部にびらんと痂皮を伴う。
ヒトパピローマウイルスが原因となるのはどれか。
20歳の女性。外陰部の強い疼痛を主訴に来院した。最終月経は20日前から5日間。月経周期は28日型、整。7日前に初めて性交渉を経験した。2日前から38.1℃の発熱があり、外陰部の疼痛が出現した。本日は疼痛がさらに増強し、排尿も困難となったため来院した。排尿時に外陰部の疼痛が強くなるため、水分を摂取していないという。
25歳の女性。呼吸困難を主訴に来院した。5日前から 38 ℃前後の発熱、咽頭痛、上腹部痛および食欲低下があり、3日前に自宅近くの診療所で感冒に伴う胃腸炎と診断され総合感冒薬と整腸薬とを処方されたが症状は改善しなかった。昨夜から前胸部不快感が出現し、本日、呼吸困難が出現したため受診した。
23歳の男性。全身倦怠感、食欲不振、悪心を主訴に来院した。1週間前から症状が出現し、昨日から褐色調の尿が出るようになった。下痢はない。飲酒は機会飲酒。1か月前に同性間の性交渉歴がある。
57 歳の男性。左耳痛を主訴に来院した。昨日から左耳痛があり、今朝から左側の顔が動きにくく、左眼が閉じられなくなったため受診した。左耳介に紅斑と水疱の形成を認める。左側の顔面麻痺を認める。この疾患の原因となるウイルスはどれか。
6歳の女児。発熱と発疹を主訴に祖父に連れられて来院した。3日前に発熱と咳嗽が出現した。一旦解熱したが、本日から再度発熱し体幹に発疹が出現したため来院した。1週前に家族で麻疹流行地を旅行していたという。鑑別のために最も重要な所見を呈する部位はどれか。
55 歳の女性。関節リウマチの治療のため来院した。半年前から両側の手指、手関節および膝関節の痛みを自覚していた。自宅近くの医療機関で活動性の高い関節リウマチと診断され、治療のため紹介されて受診した。肝機能に異常を認めない。HBs 抗原と HBs 抗体は陰性である。抗リウマチ薬を投与することとした。投与前に追加して、まず測定すべきなのはどれか。
感染経路として経口感染が主である肝炎ウイルスはどれか。2つ選べ。
38歳の女性。頭痛、微熱、吐き気および羞明を主訴に来院した。3日前から頭痛と微熱があり、今朝から吐き気も出現して食事がとれなくなったため受診した。来院時、羞明を訴える。
26歳の男性。研修医。診療中にHIV抗原・抗体陽性者の体液に曝露したことを指導医に報告してきた。オートバイの転倒事故による多発外傷で救急搬送された38歳の男性患者の診療をした。意識障害のため当初は患者の基本情報がなかったが、駆け付けた患者家族によりHIV感染者であることが判明した。事実が判明するまでに、研修医は気管挿管、末梢静脈路の確保、血液検体採取、尿道カテーテル留置を行った。
35歳の男性。黄疸を主訴に来院した。1週間前から全身倦怠感を自覚していた が、2日前に家族から眼の黄染を指摘されたため受診した。1か月前にシカ肉を焼いて食べたが一部生焼けであったという。
36歳の男性。2日前に左眼の充血と流涙とを自覚したため来院した。ハードコンタクトレンズを使用している。会社の同僚が1週間前まで同様の症状で治療中で あった。耳前リンパ節の腫大と圧痛とを認める。左眼の前眼部写真を示す。この患者への生活指導として正しいのはどれか。
62歳の男性。右顔面全体の動きにくさを主訴に来院した。3日前から右耳に痛みがあった。今朝、洗顔時に眼に水が入り、食事中に口から食べ物がこぼれることに気付いたため受診した。右耳介および外耳道内に小水疱を認める。口腔、咽頭には明らかな異常を認めない。発熱はなく、血液所見に異常を認めない。随伴する可能性が高いのはどれか。
72歳の男性。皮膚筋炎のため1か月前から入院中である。副腎皮質ステロイドと免疫抑制薬とを内服している。2日前に痛みを伴う皮疹が左上腹部に出現し、1日前から抗ウイルス薬の全身投与を開始した。今朝、体幹と四肢とに多発する孤立性の皮疹を認めた。胸腹部の写真を別に示す。 この患者への対応で正しいのはどれか。
35 歳の初妊婦(1妊0産)。初回妊婦健康診査のため妊娠11週2日に来院した。無月経を主訴に3週間前に受診し、子宮内に妊娠8週相当の胎児を認め妊娠と診断された。初期血液検査の説明として適切なのはどれか。
38 歳の女性。子宮頸部の細胞診で異常を指摘されたため来院した。初経 12 歳。月経周期 28 日、整。内診で子宮は前傾前屈で正常大である。両側付属器は触知しない。腟鏡診で分泌物は褐色少量である。コルポスコピィの写真を別に示す。次に行う検査はどれか。
20 歳の男性。医学部在籍中の2年次学生である。週間の病院実習に初めての参加を予定しており、10 か月前(年次)に受けた抗体検査の結果を持って病院実習担当の医師に相談に来た。
80 歳の男性。右胸部の疼痛を伴う皮疹を主訴に来院した。2日前から症状を自覚していた。昨日から次第に悪化し、今朝衣服に浸出液が付着していることに気付いたため受診した。右胸部の写真を別に示す。適切な治療薬はどれか。
3歳の男児。顔色不良を主訴に来院した。2日前に38℃台の発熱があったが1日で解熱した。昨日の夕方からぐずることが多くなった。今朝になり顔色不良に気付かれ受診した。保育園で伝染性紅斑が流行しているとのことであった。
60歳の女性。関節痛を主訴に来院した。週間前に 38 ℃台の発熱が出現したが、自宅近くの医療機関で解熱薬を処方され、数日で解熱した。1週間前に手指、手関節を中心とした多発関節痛が出現し、持続するため受診した。3週間前に同居している5歳の孫に発熱と顔面紅斑が出現していたという。
55歳の女性。数日前から右耳痛があり、今朝から右顔面神経麻痺とめまいが出現したため来院した。身長160cm、体重52kg。体温36.8℃。両側の鼓膜に異常を認めない。
55歳の女性。黄疸を主訴に自宅近くの医療機関から紹介されて受診した。1年前に血便と腹痛が出現し、大腸内視鏡検査によって潰瘍性大腸炎と診断された。まず副腎皮質ステロイドを投与されたが、効果不十分のため6か月前から抗 TNF-α 抗体製剤の投与が開始された。
28 歳の初妊婦(1妊0産)。妊娠 12 週に妊婦健康診査のため来院した。妊娠8週に妊娠のため受診し、妊娠初期血液検査を受けた。以後、悪阻や性器出血等の症状はない。生来健康である。母が B 型肝炎ウイルスのキャリアであるという。
88 歳の女性。発熱、咳、痰および呼吸困難を主訴に来院し、胸部エックス線写真と胸部 CT とで特発性間質性肺炎の急性増悪と気道感染症の合併が疑われて入院した。症状は抗菌薬と副腎皮質ステロイドとの投与を受けて軽快した。入院後 10日に、体温 37℃台の発熱があり、咳嗽も増悪した。
6歳の男児。就学前の健康診断で一側の高度感音難聴があると指摘され、母親に連れられて来院した。新生児仮死の既往はなく、発達の異常を指摘されたこともない。新生児期の聴覚スクリーニング検査では両側とも異常はないといわれた。2歳時に耳下腺炎の既往がある。難聴の原因として最も考えられるのはどれか。
2歳の女児。発熱を主訴に母親に連れられて来院した。 4日前から発熱があり、食欲が低下してきたため受診した。体温38.8℃。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。咽頭に発赤を認める。両側の頸部に径1.5cmのリンパ節を数個触知する。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝を右季肋下に2cm、脾を左季肋下に4cm触知する。
31 歳の初妊婦。妊娠 10 週。妊婦健康診査で HBs 抗原陽性、HBe 抗原陰性が判明した。正しいのはどれか。
24歳の医療職。採血中に患者に使用した注射針を誤って指に刺した。患者と医療職の検査結果を示す。患者:HBs抗原(+)、HBs抗体(−)、HCV抗体(−)医療職:HBs抗原(−)、HBs抗体(−)、HCV抗体(−)医療職への対応として適切なのはどれか。
35歳の男性。2週前からの悪寒、発熱および下痢を主訴に来院した。6か月前と2か月前に自宅近くの診療所で発熱を伴う気管支炎に対し抗菌薬投与を受け、1週程度で軽快していた。体重が6か月で10kg減少している。
25歳の男性。研修医1年目。2か月前にこの病院に就職した。担当患者の採血をしていたところ針刺し事故を起こした。研修医が担当していた患者はC型慢性肝炎を合併しており、現時点でウイルスは排除されていない。研修医の就職時の検査ではHCV抗体は陰性であった。針刺し後、すぐに流水中で傷口から血液を絞り出した。その直後、院内の感染対策部署の医師に連絡をした。
36歳の男性。全身倦怠感を主訴に来院した。現病歴:約1年前から易疲労感を感じていたが、仕事が忙しいせいではないかと考えて医療機関を受診していなかった。約1週間前から陰茎に傷があることに気付いていたが、痛みがないためそのままにしていた。同じころから朝起きると寝汗で布団が濡れていることが多くなってきた。これらの症状が心配になり受診した。
68 歳の男性。歩行時の息苦しさとわずかな喀痰を主訴に来院した。現病歴: 1週前から歩行時の息苦しさとわずかな喀痰を自覚していた。 既往歴: 30歳時に虫垂炎のため虫垂切除術を受けた。65歳時にHIV感染症と診断されたが治療を受けずに通院を中断していた。同時期から不眠となり、ベンゾジアゼピン系薬を時折内服している。
42 歳の男性。息切れを主訴に来院した。現病歴 : 先週から労作時に息切れがしていた。食欲も低下し仕事も休んでいたが、息切れが次第に悪化したため来院した。既往歴 : この1年間で帯状疱疹を3回発症し、いずれも抗ウイルス薬で治療した。
60歳の女性。1か月前から37℃台の微熱があり、1週間前に頸部のしこりに気付いた。2日前から背部、前胸部に紅斑が出現し、38℃台の発熱、倦怠感が強くなり、食事摂取もできなくなったため家族に連れられて来院した。
61歳の男性。C型肝炎治療後の経過観察で通院している。2年前にC型慢性肝炎に対して経口薬による抗ウイルス療法を受けHCV-RNAが陰性化し癌発症のリスクが高いと判断された。肝機能検査とともに定期的に行うべきなのはどれか。2つ選べ。
23歳の男性。咽頭痛、嘔吐および下痢を主訴に来院した。半年前から不特定多数の異性との性交渉を繰り返していた。2週間前から間欠的に39℃台の発熱があり、1週間前から咽頭痛が出現した。2日前から嘔吐と下痢も加わり持続するため受診した。
4歳の女児。手掌の発疹を主訴に父親に連れられて来院した。全身状態は良好である。保育園で同様の発疹を呈する児がいるという。来院時の手の写真を示す。診断確定のため観察する必要がある部位はどれか。2つ選べ。
23歳の男性。咽頭痛と全身の皮疹とを主訴に来院した。3週間前に咽頭痛と微熱が出現し、その後咽頭痛が増悪するとともに全身に皮疹が出現してきたという。体温 37.2 ℃。全身にびまん性の紅斑を認める。眼瞼結膜に貧血を認めない。白苔を伴う扁桃の発赤と腫大とを認める。頸部リンパ節を触知する。
7歳の男児。体幹の皮疹を主訴に祖母に連れられて来院した。昨日、体幹に数個の皮疹が出現し、皮疹が増加したため受診した。体温 36.5 ℃。脈拍 80/分、整。呼吸数 20/分。体幹に水疱を主体とした皮疹を認める。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。咽頭に発赤を認めない。頸部リンパ節を触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。
日齢0の女児。妊娠初期の妊婦健康診査で妊娠確定後、妊婦健康診査を受診していなかった。陣痛が発来したため前医を受診し、低出生体重のため救急車で搬入された。在胎39週1日、体重2,010g、Apgarスコアは7点 (1分)、8点 (5分) で出生した。
5歳の女児。3日前からの高熱を主訴に母親とともに来院した。咽頭痛と食欲低下を認めるが、咳嗽や鼻汁は認めない。
64歳の男性。2か月前からの頸部リンパ節、腋窩リンパ節腫脹を主訴に来院した。頸部リンパ節生検の結果、CD20陽性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の診断に至った。HBs抗原、HCV抗体は陰性であった。 治療を開始するにあたり確認すべき検査項目はどれか。2つ選べ。