問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)
69歳の男性。全身倦怠感と食欲不振とを主訴に来院した。2年前に進行胃癌のため胃全摘術を受けた。その後受診をしなかったが、3か月前から倦怠感を自覚し、最近食欲不振が増強して食事摂取量が平常時の1/3以下となったため、不安になり受診した。
身長170cm、体重45kg。体温36.2℃。脈拍80/分、整。血圧130/70mmHg。呼吸数14/分。胸部エックス線写真で多発肺転移を認め、腹部CT及び超音波検査で多発肝転移と軽度の腹水貯留とを認めた。悪心、嘔吐、呼吸困難および疼痛を認めず、患者と家族は在宅医療を希望している。
今後の方針として適切なのはどれか。
a. 外科的切除
b. 抗癌化学療法
c. 在宅酸素療法
d. 在宅静脈栄養
e. ホスピス入院
在宅医療の方針についての問題。
a,b 積極的治療は希望されておらず。誤り。
c 呼吸苦なく酸素化は良好と思われる。誤り。
d 正解。
e ご家族は在宅医療を希望されている。誤り。