35歳の男性。腰痛を主訴に来院した。約半年前から左陰囊の腫大を自覚していたが、特に受診はしていなかった。1か月前から腰痛が出現したため受診した。既往歴に特記すべきことはない。

血液所見に異常を認めない。血液生化学所見:LD 1,672 U/L(基準 176〜353)、hCG 1,962 mIU/mL(基準 1.0 以下)、α-フェトプロテイン(AFP)915 ng/mL(基準 20 以下)。来院時の陰囊の写真、肺野条件の胸部CT及び腹部造影CTを別に示す。

この患者にまず行うべきなのはどれか。

《陰嚢の写真は掲載不可》陰嚢の腫脹発赤の写真。

a. CTガイド下肺生検

b. CTガイド下後腹膜リンパ節生検

c. 左精巣水瘤切除術

d. 左精巣生検

e. 左高位精巣摘除術

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)