問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)
47歳の女性。顔のほてりを主訴に来院した。7年前に子宮筋腫のため子宮全摘出術を受けた。両側卵巣は温存されている。2か月前から顔のほてりがあり、汗をかきやすくなったという。動悸と息切れも自覚している。
身長 160 cm、体重 56 kg。体温 36.5 ℃。脈拍 76/分、整。血圧 112/64 mmHg。呼吸数 18/分。甲状腺の腫大を認めない。超音波検査で両側卵巣に卵胞を認めない。
まず確認すべき検査項目はどれか。
a. FT4
b. FSH
c. コルチゾール
d. プロゲステロン
e. 脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)
エストロゲン分泌低下→ポジティブフィードバックでFSH上昇