76歳の男性。記憶障害を心配した妻に付き添われて来院した。妻によると3か月前に、呼びかけても返事がなく宙を見つめるようなことが初めてあった。その後、同様の症状を月に1、2回目撃している。症状発現時には、口をもぐもぐしたり、手指を不規則に動かしたりするような動作がみられることもある。数分で回復することが多いが、その時のことを本人に尋ねても、何も覚えていない。本人は「妻から言われたことを全く覚えていないので、認知症ではないかと不安です」と述べている。かかりつけ医の処方には降圧薬があるが、睡眠薬や抗精神病薬は含まれていない。

体温 36.3 ℃。脈拍 72/分、整。血圧 128/76 mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。Mini-Mental State Examination<MMSE>29 点 (30 点満点)。神経診察に異常を認めない。

尿所見、血液所見および血液生化学所見に異常を認めない。頭部 MRI に異常を認めない。

次に行うべき検査はどれか。

a. 脳波

b. 表面筋電図

c. 聴性脳幹反応

d. 脳脊髄液検査

e. MIBG 心筋シンチグラフィ

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システム設計・解説記入:米澤 昌紘(X : @leknyan
(医師/日本橋内科クリニック院長)