30歳の女性。頭痛、乳汁漏出および月経異常を主訴に来院した。半年前から月経不順となった。最近、乳白色の乳汁の分泌に気付き、頭痛や目の奥の痛みを頻繁に自覚するようになった。

身長 153 cm、体重 43 kg。体温 36.5 ℃。脈拍 72/分、整。血圧 110/60 mmHg。初診時の血清プロラクチン 320 ng/mL (基準 15 以下)。

診断に有用でないのはどれか。

a. 脳脊髄液検査

b. 下垂体造影 MRI

c. TSH、FT4 の測定

d. 薬物服用歴の確認

e. 血清プロラクチン値の再測定

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)