43歳の男性。健診で白血球増多を指摘され来院した。自覚症状は特にない。

体温 36.5 ℃。脈拍 84/分、整。血圧 136/76 mmHg。表在リンパ節を触知しない。左肋骨弓下に脾を 3cm 触知する。

血液所見:赤血球 430 万、Hb 12.8 g/dL、Ht 42 %、白血球 35,000 (骨髄芽球 2 %、前骨髄球 2 %、骨髄球 5 %、後骨髄球 7 %、桿状核好中球 4 %、分葉核好中球 60 %、好酸球 8 %、好塩基球 7 %、リンパ球 5 %)、血小板 35 万。血清ビタミンB12 8,600 pg/mL (基準 250〜950)。骨髄血塗抹May-Giemsa 染色標本、骨髄細胞染色体分析及び末梢血好中球 bcr/abl 遺伝子の FISH 解析を別に示す。

治療薬はどれか。

a. 亜ヒ酸

b. イマチニブ

c. ゲフィチニブ

d. ボルテゾミブ

e. 全トランス型レチノイン酸

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)