72歳の男性。6か月前からの頻尿を主訴に来院した。1日に何度もトイレに行きたくなることがあるが、咳やくしゃみをしたときに尿が漏れることはない。1か月前から排尿時の違和感を感じるようになり、軽快しないため受診した。既往歴と家族歴とに特記すべきことはない。

腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。

尿所見:蛋白 (-) 、糖 (-) 、潜血 1+、沈渣は赤血球 5〜9 /HPF、白血球 5〜9 /HPF。血液所見:赤血球 442 万、Hb 14.0 g/dL、Ht 40 %、白血球 7,400、血小板 24 万。血液生化学所見:総蛋白 6.9 g/dL、アルブミン 4.3 g/dL、総ビリルビン 1.2 mg/dL、AST 21 U/L、ALT 15 U/L、尿素窒素 22 mg/dL、クレアチニン 1.0 mg/dL、尿酸 8.6 mg/dL、血糖 94 mg/dL、総コレステロール 192 mg/dL、Na 142 mEq/L、K 4.6 mEq/L、Cl 106 mEq/L。腹部超音波検査で水腎症を認めない。腹部エックス線写真及び腹部単純CTを別に示す。砕石術を行ったところ、赤レンガ色の結石を排出した。

再発予防に有効な薬剤はどれか。

a. アロプリノール

b. サイアザイド系利尿薬

c. チオプロニン

d. ビタミン D 製剤

e. ベンズブロマロン

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システム設計・解説記入:米澤 昌紘(X : @leknyan
(医師/日本橋内科クリニック院長)