33歳の男性。右の下腹部から側腹部にかけての激しい痛みを主訴に来院した。2日前、仕事中に右背部に軽度の痛みが出現したが、約 30 分で軽快した。本日午前7時ごろ、右の下腹部から側腹部にかけての激しい痛みが突然出現したため受診した。来院の途中に嘔吐があった。
78歳の男性。下腹部痛と血尿とを主訴に来院した。1か月前から血尿が出現し、昨日からは下腹部痛も伴っている。4年前から夜間頻尿と排尿までに時間がかかることに対して、自宅近くの診療所で治療を受けている。
42歳の男性。下腹部痛と悪心を主訴に来院した。生来健康で、半年前の定期健診でも異常は指摘されなかった。朝食後に右側腹部に張る感じがあり、次第に痛みへと変わり、急速に激痛となった。うずくまってじっとしているうちに数分で痛みは一旦改善したが10分ほどで悪化し、悪心とともに嘔吐した。その後も数分から10数分の周期で痛みと悪心があり、タクシーで来院した。
尿路結石の再発予防に有用なのはどれか。2つ選べ。
51歳の男性。左の下腹部から側腹部にかけての痛みを主訴に来院した。昨日、仕事中に左背部に軽度の痛みが出現したが30分ほどで軽快した。本日午前8時ころ、出勤途中の電車の中で、突然、左の下腹部から側腹部にかけての強い痛みが出現したため受診した。来院の途中に悪心と嘔吐があった。
72歳の男性。6か月前からの頻尿を主訴に来院した。1日に何度もトイレに行きたくなることがあるが、咳やくしゃみをしたときに尿が漏れることはない。1か月前から排尿時の違和感を感じるようになり、軽快しないため受診した。既往歴と家族歴とに特記すべきことはない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。
65 歳の女性。発熱と悪寒を主訴に来院した。意識レベルは JCSⅡ-10。身長 155cm、体重 68 kg。体温 38.8 ℃。脈拍 96/分、整。血圧 92/52 mmHg。呼吸数 28/分。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。右背部叩打痛を認める。
62歳の女性。腰痛、発熱および嘔吐を主訴に救急車で搬入された。現病歴:3日前から間欠的な右腰痛を自覚していた。今朝起床時から悪寒も自覚するようになった。夕刻になり発熱と繰り返す嘔吐も出現し、動けなくなったため救急車を要請した。
68歳の女性。救急外来での血液検査で高カルシウム血症を指摘されたことを主訴に来院した。3日前に背部痛で救急外来を受診し、尿路結石症と診断された。高血圧症で通院中であり、尿路結石発作を過去に3回経験している。意識は清明。体温 36.2℃。脈拍82/分、整。血圧156/90mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。右背部に叩打痛を認める。神経診察に異常を認めない。
45歳の男性。右側腹部痛を主訴に来院した。今朝未明に突然右の下腹部から側腹部にかけての激しい痛みが出現し、その後持続していた。意識は清明。身長165cm、体重72kg。体温36.4℃。脈拍76/分、整。血圧130/90mmHg。呼吸数24/分。顔色は蒼白で冷汗を認める。腹部は平坦で、肝、脾を触知しない。反跳痛と筋性防御を認めない。右の肋骨脊柱角に叩打痛を認める。