問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)
45歳の男性。3か月前から倦怠感と息切れを自覚するようになった。頸部にしこりを触れることに気が付き、心配になって受診した。
既往歴と家族歴に特記すべきことはない。職業は会社員。妻と子ども2人と同居している。精査の結果、悪性リンパ腫と診断し、抗癌化学療法が必要と判断した。患者は「最近転職したばかりで、今後の仕事や会社との関係についてとても不安なので、利用できる支援制度について相談したい」と言う。患者への説明にあたり他の職員の同席を求めることにした。
同席者として最も適切なのはどれか。
a. 看護師
b. 薬剤師
c. 事務職員
d. 同僚の医師
e. 医療ソーシャルワーカー
保健医療機関で患者や家族に対し、経済的・心理的・社会的な相談に応じたり、関係機関との調整を図り、患者が自立した生活を送ることができるよう支援する。