医師の職業倫理に反するのはどれか。
社会保障制度について正しいのはどれか。
医薬品の有効性・安全性評価のうち、製造販売前の最終段階で実施するのはどれか。
医療安全について正しいのはどれか。
妊娠による母体の生理的変化について正しいのはどれか。
眼の加齢による調節力の低下に関与するのはどれか。
コミュニケーションツールの一つであるSBAR (Situation, Background,Assessment, Recommendation) に基づいて、研修医が指導医に担当患者の病状を報告している。
聴診所見と呼吸器疾患の組合せで誤っているのはどれか。
双極性障害でみられる思考障害はどれか。
妊娠中の薬物療法の原則について正しいのはどれか。
慢性疼痛痛患者への共感を示す言葉として、適切なのはどれか。
感染症が疑われている患者のバイタルサインを示す。意識レベル GCS 15。体温 39.2 ℃。脈拍 112/分、整。血圧 92/50 mmHg。呼吸数 26/分。quick SOFA (Sequential Organ Failure Assessment) スコアはどれか。
Ⅱ音の奇異性分裂をきたすのはどれか。
高度な門脈圧亢進を伴う肝硬変患者で認められないのはどれか。
脊柱側弯症の検診で体幹を前屈させて観察するのはどれか。
MRIでガドリニウム造影剤を使用する際に、最も注意すべき患者背景はどれか。
血液培養で菌血症の診断の感度を下げるのはどれか。
うっ血乳頭に随伴する初期症状はどれか。
社交不安障害の患者の訴えとして特徴的なのはどれか。
微小変化型ネフローゼ症候群について正しいのはどれか。
輸血開始1時間後に、発熱、悪寒および呼吸困難が出現し、血圧が低下した。可能性が低いのはどれか。
頸部で血管雑音を有する成人患者で考えにくいのはどれか。
急性呼吸不全をきたした成人患者に対して、バッグバルブマスク換気の後に気管挿管を行った。用手的に送気を行い、聴診による気管チューブの位置確認を行ったところ、心窩部が膨隆してきた。装着していた CO2 検出器では CO2 が検出されなかった。適切な対応はどれか。
冠動脈疾患リスクを低減する行動として適切でないのはどれか。
長期間無月経をきたした女性で注意すべき続発症はどれか。
身近な人との死別に伴う悲嘆反応について誤っているのはどれか。
15歳の男子。不登校を主訴に母親と来院した。高校受験を控えた中学3年生。この2か月、朝起きることができないため学校に行っていない。午前中は頭痛、腹痛などの症状を訴え、ベッドの中にいるが、夕方から夜になると元気になり、深夜遅くまでゲームや勉強をしている。学校から病気の可能性を確認するために医療機関を受診するように言われて受診した。
50歳の男性。肺腺癌のため通院中である。1年前に咳嗽が出現し、6か月前に精査を行い、切除不能のⅢ期肺腺癌と診断された。放射線治療と抗癌化学療法による標準治療を行った。新たな転移は認めないが、腫瘍の大きさが増大している。治験参加施設として治験への参加を提案することになった。患者への説明として適切でないのはどれか。
70歳の男性。胸部異常陰影の精査のため入院した。かかりつけ医で撮られた胸部エックス線写真で、右肺に悪性腫瘍と考えられる腫瘤性病変を認めたため、精査目的で紹介されて入院した。2年前から歩き方が小刻みになり、しばしば転倒するようになったという。
78歳の女性。全身の皮疹を主訴に来院した。 週間前から両側大腿に瘙痒を伴う皮疹が出現し、躯幹と四肢に拡大してきたため受診した。生検組織の蛍光抗体直接法所見にて表皮基底膜部に IgG と C3 の線状沈着を認めた。抗 BP 180 抗体 421 U/mL(基準 9.0 未満)。大腿の写真を別に示す。認められないのはどれか。
66歳の男性。意識障害とけいれんのため救急車で搬入された。3年前から頭部外傷後てんかんで抗けいれん薬の内服治療を受けていた。この1年間はけいれん発作がなかったため、 週間前から服薬していなかったところ、外出先で突然、強直間代けいれんを起こし、居合わせた人が救急車を要請した。
大型バスを含む多重衝突交通事故により多数傷病者が発生した。救急隊に同行した医師が、救出された傷病者の現場救護所への搬送優先順位を決定することになった。現場にはすでに30名ほどの傷病者がおり、救出作業が続いている。救護所での医療資源は十分揃っていないという情報である。次の傷病者のうち、救護所への搬送を最も優先すべきなのはどれか。
38歳の初妊婦(1妊0産)。妊娠 34 週に心窩部痛および悪心を主訴に来院した。既往歴に特記すべきことはなく、これまでの妊婦健康診査で異常は指摘されていなかった。胎動は自覚しており、性器出血は認められない。体温 36.5 ℃。脈拍 100/分、整。血圧 140/90 mmHg。心窩部に圧痛を認める。子宮は軟で圧痛を認めない。下腿に浮腫を認める。
35歳の男性。路上に倒れているところを通行人に発見され、救急車で搬入された。意識レベルは JCSⅡ-30。体温 36.0 ℃。心拍数 104/分、整。血圧 156/88 mmHg。呼吸数 16/分。SpO2 99 %(マスク 5L/分酸素投与下)。対光反射は正常。 皮膚は湿潤しており、体表に明らかな外傷を認めない。まず行うべき検査はどれか。
62歳の女性。めまいを主訴に来院した。今朝、起床時に突然ぐるぐる回るめまいを自覚した。しばらく横になっていると約2分でめまいは落ち着いた。難聴や耳鳴の自覚はなかった。午後、洗濯物を干そうとして上を向いたところ、再び同様のめまいが出現した。軽度の悪心を伴ったが、安静により約1分で症状は消失した。
69歳の男性。排尿困難を主訴に来院した。2年前から尿線が細いことに気付いていたが年齢のためと考えていた。3か月前から排尿困難を伴うようになったため受診した。直腸指診で前立腺は腫大し、表面平滑、弾性硬で硬結を認めない。
4歳の男児。繰り返す嘔吐を心配した母親に連れられて来院した。1か月前から時々起床後に突然の嘔吐がみられていた。1週間前から毎日起床後に嘔吐がみられるようになり、今朝から呼びかけに対する反応がやや鈍くなったため受診した。下痢や体重の減少は認めない。嘔吐の回数が増えるにつれ、転びやすくなったとのことである。
16歳の女子。健診で尿潜血陽性を指摘され来院した。来院時尿所見:黄褐色で軽度混濁、比重 1.020、pH 8.0、蛋白(±)、糖(-)、潜血(±)、沈渣は赤血球 1未満/HPF、白血球 5〜9 /HPF、 平上皮細胞 5〜9 /HPF、硝子円柱 1〜4 /WF 全視野 。尿所見の評価について正しいのはどれか。
66歳の男性。5年前から前立腺癌で治療中である。半年前に腰椎と右肋骨に転移が確認され、最近、腰痛を自覚するようになった。疼痛以外の自覚症状はない。疼痛緩和のために、まず投与すべきなのはどれか。
45歳の男性。3か月前から倦怠感と息切れを自覚するようになった。頸部にしこりを触れることに気が付き、心配になって受診した。既往歴と家族歴に特記すべきことはない。職業は会社員。妻と子ども2人と同居している。精査の結果、悪性リンパ腫と診断し、抗癌化学療法が必要と判断した。患者は「最近転職したばかりで、今後の仕事や会社との関係についてとても不安なので、利用できる支援制度について相談したい」と言う。
63 歳の女性。7月末の正午過ぎ、救急外来に日本語の話せない外国人女性が救急車で搬入された。救急車で同行した配偶者(外国人)が病院の臨床修練外国医師に話した内容と患者の所見をまとめた診療記録を示す。
81歳の女性。倦怠感と食欲不振を主訴に来院した。現病歴:4年前に子宮頸癌と診断され、放射線治療を受けたが、1年前に再発した。患者の希望により追加の治療は行わず経過観察とされていた。3か月前から不正性器出血がみられ、食欲不振が出現した。また、肛門周囲の痛みも出現し、オピオイドを内服していた。1か月前から徐々に身の回りのことができなくなってきた。
46歳の女性。腹痛のため救急外来を受診した。現病歴:2日前の起床時から軽度の心窩部痛があった。朝食は普段どおりに食べたが、その後食欲不振と悪心が出現し、昨日の昼食後に嘔吐した。本日、心窩部痛はなくなったが右下腹部痛が出現した。疼痛は食事で増悪しないが、歩くとひびき、疼痛が持続するため救急外来を受診した。
72歳の男性。左下肢痛を主訴に来院した。現病歴:2年前から 500 m 程度歩行すると両側下腿に疼痛が出現し、1か月前からは 100 m 程度の歩行で両側下腿の疼痛を自覚するようになった。しばらく立ち止まってじっとしていると疼痛は軽快するが、足先に冷感としびれが残っていた。昨日、急に左足趾尖の安静時疼痛が出現し、我慢できなくなったため受診した。
23歳の男性。陰茎の潰瘍を主訴に来院した。現病歴:1週間前に陰茎に潰瘍が出現し、次第に拡大するため受診した。潰瘍部に疼痛はない。頻尿や排尿時痛もない。既往歴:14 歳時に肺炎球菌性肺炎。アンピシリン/スルバクタム投与後に血圧低下と全身の皮疹を認めた。生活歴:喫煙は20本/日を3年間。飲酒は機会飲酒。不特定多数の相手と性交渉がある。
79歳の男性。咳嗽と呼吸困難を主訴に来院した。現病歴:半年前から咳嗽と労作時の息切れを自覚するようになった。市販の鎮咳薬を服用して様子をみていたが、症状は持続していた。3日前から咳嗽の増加と呼吸困難の悪化とを自覚したため受診した。既往歴:高血圧症。生活歴:喫煙は 15 本/日を 35 年間。55 歳で禁煙。飲酒は機会飲酒。