問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)
6歳の男児。低身長を心配した母親に連れられて来院した。
受診時は身長 99.2 cm、体重 19.0 kg。骨盤位で、経腟分娩で出生した。出生時の身長は 50.2 cm、体重 3,520 g であった。父の身長は 174 cm、母の身長は 156 cm である。患児の成長曲線を別に示す。
母親への説明として適切なのはどれか。
a. 「直ちに成長ホルモンの薬を始めましょう」
b. 「体質的なものなので経過を観察しましょう」
c. 「これから身長が伸びることを期待しましょう」
d. 「成長に関わるホルモンの分泌を評価しましょう」
e. 「今後も身長の伸びが少なければ 3年後に再度受診してください」
成長ホルモン分泌低下が疑われる