11か月の男児。出生時に外陰部の異常を指摘されていたが、転居を契機に母親に連れられて受診した。在胎36週、出生体重 2,640 g、Apgarスコア 7点(1分)、9点(5分)であった。

体重 9 kg。体温 36.5 ℃。心拍数 94 /分、整。SpO₂ 97% (room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・牌を触知しない。左精巣は陰嚢内に触れ、右精巣は陰嚢内に触知しない。陰嚢の写真を別に示す。

家族への説明として正しいのはどれか。

陰部の写真。クリックで拡大します。

a. 「CT検査を行います」

b. 「学童期に手術します」

c. 「勃起障害をきたします」

d. 「男性不妊の原因になります」

e. 「腹圧時に陰嚢が大きくなります」

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システム設計・解説記入:米澤 昌紘(X : @leknyan
(医師/日本橋内科クリニック院長)