45歳の男性。右側腹部痛を主訴に来院した。今朝未明に突然右の下腹部から側腹部にかけての激しい痛みが出現し、その後持続していた。

意識は清明。身長 165 cm、体重 72 kg。体温 36.4 ℃。脈拍 76/分、整。血圧 130/90 mmHg。呼吸数 24/分。顔色は蒼白で冷汗を認める。腹部は平坦で、肝、脾を触知しない。反跳痛と筋性防御を認めない。右の肋骨脊柱角に叩打痛を認める。

尿所見:蛋白(−)、糖(−)、ケトン体(−)、潜血1+、沈渣に赤血球 5〜9/HPF、白血球 1〜4/HPFを認める。血液所見:赤血球 434万、Hb 13.8 g/dL、Ht 42%、白血球 9,600、血小板 21万。血液生化学所見:総蛋白 7.0 g/dL、アルブミン 3.8 g/dL、総ビリルビン 0.9 mg/dL、AST 30 U/L、ALT 28 U/L、LD 179 U/L(基準 120〜245)、尿素窒素 20 mg/dL、クレアチニン 1.0 mg/dL、尿酸 5.6 mg/dL、血糖 98 mg/dL、Na 139 mEq/L、K 4.2 mEq/L、Cl 98 mEq/L、Ca 9.1 mg/dL。腹部超音波像、腹部単純エックス線写真、腹部単純CTを別に示す。

再発予防で正しいのはどれか。2つ選べ。

a. 飲水

b. カルシウムの摂取

c. ビタミンCの摂取

d. 抗アンドロゲン薬服薬

e. 動物性タンパク質の摂取

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)