死亡確認された成人遺体で、背部から下腿後面にかけての死斑と顎関節および四肢関節の硬直がみられた。角膜の混濁はみられず、直腸温 32 ℃であった(外気温 20 ℃)。
推定される死後経過時間はどれか。
a. 1 時間以内
b. 6~12 時間
c. 24~30 時間
d. 36~42 時間
e. 48 時間以上
死後変化の問題。
・体温変化は、死後10時間で1℃/時、それ以後は 0.5℃/時で低下する。
・角膜混濁は、死後6時間ほどで出現、1~2日で最も強くなる。
以上より6-12時間が考えられる。
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