42歳の男性。下腹部痛と悪心を主訴に来院した。生来健康で、半年前の定期健診でも異常は指摘されなかった。朝食後に右側腹部に張る感じがあり、次第に痛みへと変わり、急速に激痛となった。うずくまってじっとしているうちに数分で痛みは一旦改善したが10分ほどで悪化し、悪心とともに嘔吐した。その後も数分から10数分の周期で痛みと悪心があり、タクシーで来院した。発熱は認めない。痛みは下方へと少しずつ移動しており来院時には右下腹部痛を認めるが、右側腹部から背部のこわばるような違和感も持続している。

予想される所見はどれか。

a. 尿潜血3+

b. 両側水腎症

c. 尿沈渣で赤血球円柱+

d. 血清クレアチニン値10.2mg/dL

e. 尿蛋白/クレアチニン比5.5g/gCr

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)