88歳の男性。長年の喫煙に起因する慢性閉塞性肺疾患と弁膜症による重症の呼吸不全および心不全のため入院した。疾患自体の改善は難しく、呼吸の苦しさや体幹のだるさなどの苦痛の訴えが強く、本人は緩和ケアを望んでいる。妻と二人暮らしで長男が近所に住んでおり家族関係は良好である。

この患者に緩和ケアを行うにあたり、対応として誤っているのはどれか。

a. 酸素投与の継続

b. 病室の環境調整

c. オピオイド投与

d. 家族の面会制限

e. 苦痛を訴える部位のマッサージ

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)