問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)
地域保健医療について正しいのはどれか。
a. 特定健診・特定保健指導は事業主が行う。
b. 肺がん検診では判定に二重読影が行われる。
c. 地域包括支援センターは都道府県が設置する。
d. 医療法に基づく5疾病5事業には高血圧が含まれる。
e. PSAによるがん検診は対策型がん検診において推奨されている。
a. 誤り。特定健診・特定保健指導は、医療保険者が実施する。
b. 正解。肺がん検診では、精度向上のために二重読影が推奨されている。
c. 誤り。地域包括支援センターは、高齢者の社会参加と自立支援を目的とした施設であり、主に市町村が設置するもの。
d. 誤り。医療法に基づく5疾病5事業は、5疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病、精神疾患)と5事業(救急医療、災害医療、へき地医療、周産期医療、小児医療)。
e. 誤り。PSAによるがん検診は、無差別に広範囲でのスクリーニングとしては推奨されていない。対策型がん検診において一律に推奨されているわけではない。