問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)
36 歳の男性。全身けいれんのため救急車で搬入された。来院時にはけいれんは消失していた。15 歳からてんかんの既往があり、抗けいれん薬を処方されていたが、2 か月前から服薬を自己中断していた。
意識レベルは JCSⅡ-10。 心拍数 98/分、整。血圧 140/90 mmHg。呼吸数 18/分。SpO₂ 98 %(リザーバー付マスク 10 L/分 酸素投与下)。静脈路を確保して、頭部 CT を撮影する準備をしていたところ、全身けいれんを起こした。
この患者に直ちに静注すべき薬剤はどれか。
a. モルヒネ
b. ジアゼパム
c. フロセミド
d. アドレナリン
e. グルコン酸カルシウム