生後 1 時間の男児。在胎 38 週、体重 4,100 g、帝王切開で出生した。Apgar スコアは 8 点( 1 分)、 9 点( 5 分)。母親は 33 歳、初産で妊娠糖尿病と診断されていたが、 定期的な妊婦健康診査を受診していなかった。

体温 37.2 ℃。 心拍数140/分、整。血圧 72/48 mmHg。呼吸数 50/分。SpO₂ 98 %(room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は軽度の膨隆を認める。肝臓を右肋骨弓下に 1 cm触知するが、脾臓は触知しない。皮膚は赤く、末梢性チアノーゼを認める。

直ちに行うべき検査はどれか。

a. 血糖測定

b. 心エコー検査

c. 頭部超音波検査

d. ビリルビン測定

e. 胸部エックス線検査

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)