問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)
8 か月の男児。けいれんが続くため自宅でジアゼパムの坐薬を使用したが、けいれんが消失しないため救急車で搬入された。熱性けいれん重積の既往がある。来院時、呼びかけに反応せず、口から泡を吹き、上下肢の強直間代性けいれんが 30 分以上持続している。
体温 38.6 ℃。心拍数 156/分、整。呼吸数 24/分。SpO₂ 92 %(room air)。フェイスマスクから 2 L/分の酸素を投与したところ SpO₂ は 98 % に上昇した。末梢静脈路を確保した。
次に行うべき対応はどれか。
a. 経過観察
b. 解熱薬の投与
c. 経鼻胃管の留置
d. ジアゼパムの静脈内投与
e. 気管挿管による人工呼吸