40 歳の女性。食後、数時間で起こる動悸、発汗および手の震えを主訴に来院した。 症状は朝食後の外出時に経験することが多く、 摂食で改善する。

身長160 cm、体重 65 kg。体温 36.1 ℃。脈拍 64/分、整。血圧 128/84 mmHg。甲状腺腫と頸部リンパ節とを触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。

尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液生化学所見:総ビリルビン 0.6 mg/dL、AST 32 U/L、ALT 48 U/L、尿素窒素 18 mg/dL、クレアチニン 0.5 mg/dL、空腹時血糖 112 mg/dL、HbA1c 5.6 %(基準 4.6~6.2)。

この患者の症状出現時に増加していることが予想されるホルモンはどれか。3 つ選べ。

a. グルカゴン

b. アドレナリン

c. コルチゾール

d. サイロキシン

e. アルドステロン

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システム設計・解説記入:米澤 昌紘(X : @leknyan
(医師/日本橋内科クリニック院長)