14 歳の男子。学校検尿で蛋白尿を指摘され来院した。第 1 次検査と第 2 次検査の結果を別に示す。受診結果が判明するまでは、部活動顧問教諭からバスケット部の活動を中止するよう指示されている。自覚症状はない。

身長 165 cm、体重 50 kg。血圧 110/66 mmHg。眼瞼に浮腫を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。

早朝尿所見:蛋白(-)( 9 mg/dL)、潜血(-)。随時尿所見:蛋白 3 +(560 mg/dL)、潜血(-)。血液所見と血液生化学所見とに異常を認めない。腎超音波検査で異常を認めない。

適切な生活指導はどれか。

a. 「入院治療が必要です」

b. 「自宅安静が必要です」

c. 「体育実技は見学してください」

d. 「軽い運動だけ参加してください」

e. 「運動制限は必要ありません」

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)