52 歳の女性。 2 週間前に受けた人間ドックの腹部超音波検査で胆囊の異常を指摘されたため精査目的で来院した。自覚症状はない。既往歴に特記すべきことはない。身長 158 cm、体重 64 kg。BMI 25.6。体温 36.2 ℃。腹部は平坦、軟で、圧痛を認めない。血液所見:赤血球 458 万、Hb 13.7 g/dL、Ht 41 %、白血球 7,300。
血液生化学所見:総ビリルビン 0.9 mg/dL、AST 20 U/L、ALT 18 U/L、LD 148U/L(基準 124~222)、ALP 86 U/L(基準 38~113)、γ-GT 28 U/L(基準 9 ~32)、CEA 1.1 ng/mL(基準 5 以下)、CA19-9 14 U/mL(基準 37 以下)。CRP 0.1 mg/dL。
腹部超音波像を別に示す。

この患者の治療方針で適切なのはどれか。

a. 経過観察

b. 抗菌薬投与

c. 腹腔鏡下胆囊摘出術

d. 薬物による抗癌治療

e. 経皮経肝胆囊ドレナージ

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)