無症状で発見されることが多い疾患はどれか。
高齢者の入浴中の事故の予防で正しいのはどれか。
低カルシウム血症と低リン血症を同時にきたす病態はどれか。
無痛性虚血性心疾患をきたしやすいのはどれか。
特発性肺線維症の症状・身体所見で誤っているのはどれか。
疾患とその原因の組合せで誤っているのはどれか。
我が国でのたばこ対策で実施されているのはどれか。
成人の痔瘻で誤っているのはどれか。
神経性過食症〈大食症〉で正しいのはどれか。
梅毒で誤っているのはどれか。
腹圧性尿失禁の原因はどれか。
後天性の感音難聴を引き起こすウイルスはどれか。
緊急手術を考慮すべき疾患はどれか。2つ選べ。
関節リウマチの関節外病変はどれか。3つ選べ。
3 歳の男児。発熱と下肢痛を主訴に両親に連れられて来院した。1か月前に左足をひねって仏痛を自覚した。その後右下肢の仏痛も訴えるようになった。 2 週間前に 38 ℃台の発熱が出現し、両下肢の仏痛も増強した。かかりつけ医を受診して抗菌薬を内服したが、発熱が持続している。身長 103 cm、体重 17 kg。体温 37.5 ℃。脈拍 128/分、整。血圧 106/70…
32 歳の男性。右陰囊の腫大を主訴に来院した。 3 か月前から右陰囊の無痛性腫大を自覚したため受診した。既往歴と家族歴に特記すべきことはない。身長 170cm、体重 69 kg。体温 36.1 ℃。脈拍 72/分、整。血圧 122/66 mmHg。右精巣に硬結を触知し圧痛を認めない。血液所見:赤血球 440 万、Hb 13.7 g/dL、Ht 42 %、白血球 6,000、血小板 30…
1 歳の女児。全身に皮疹が広がってきたため母親に連れられて来院した。 3 日前から上肢に発疹が出現した。 2 日前から発疹が顔面、体幹および上肢に拡大した。昨日から発熱を伴うようになった。既往にアトピー性皮膚炎がある。MR ワクチンを含むすべての定期予防接種が行われている。発疹は瘙痒を伴い一部に水疱と痂皮を認める。イチゴ舌を認めない。皮膚の写真を別に示す。 診断はどれか。
72 歳の男性。突然の左眼の視力低下を主訴に来院した。テレビを見ていたところ左眼が急に見えなくなり、改善しないため受診した。喫煙は 20 本/日を 50 年間、血圧 170/96 mmHg。視力は右眼 0.3(1.0)、左眼手動弁(矯正不能)。左眼の眼底写真を別に示す。 診断はどれか。
20 歳の男性。胸部不快感と呼吸困難を主訴に来院した。これまでに何度か胸部不快感を自覚したが、医療機関を受診していなかった。昨日から呼吸困難が出現し、持続しているため受診した。既往歴に特記すべきことはない。家族歴は父親が20 歳台で脳静脈洞血栓症を発症。意識は清明。体温 36.2 ℃。脈拍 96/分、整。血圧 104/68 mmHg。呼吸数 24/分。SpO₂ 94 %(room…
36 歳の女性。右上腕の皮疹を主訴に来院した。約 10 年前から右上腕に長径 3mm ほどで平坦な皮疹が出現した。約 3 か月前から次第に拡大し隆起してきた。 2週間前から出血するようになった。
68 歳の男性。労作時息切れを主訴に来院した。 1 年前から自宅の階段を昇る際に息切れを自覚するようになり、その後も症状が増悪するため受診した。体温36.5 ℃。脈 拍 76/分、整。血 圧 132/76 mmHg。呼 吸 数 16/分。SpO₂ 96…
57 歳の男性。発熱を主訴に来院した。 2 週間前から 38 ℃前後の発熱と悪寒があり、自宅近くの診療所を受診した。解熱薬が処方されたが、その後も発熱が続き、労作時の息苦しさを自覚するようになったため救急外来へ紹介受診となった。10年前から糖尿病で内服加療中。約 1 か月前からう歯の治療中。アレルギー歴はない。意識は清明。体温 38.2 ℃。脈拍 104/分、整。血圧 136/82…
52 歳の女性。尿管結石症を繰り返すことを主訴に来院した。 5 年前から高血圧症で内服加療中。 2 年前に腎結石に対して体外衝撃波結石破砕術を施行。 2 週間前に腰背部痛を自覚したため受診した際、尿路結石症と診断された。脈拍 80/分、整。血圧 154/90 mmHg。甲状腺腫を触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は軽度の膨満を認める。下腿に浮腫を認めない。血液生化学所見:アルブミン…
52 歳の女性。 2 週間前に受けた人間ドックの腹部超音波検査で胆囊の異常を指摘されたため精査目的で来院した。自覚症状はない。既往歴に特記すべきことはない。身長 158 cm、体重 64 kg。BMI 25.6。体温 36.2 ℃。腹部は平坦、軟で、圧痛を認めない。血液所見:赤血球 458 万、Hb 13.7 g/dL、Ht 41 %、白血球 7,300。 血液生化学所見:総ビリルビン 0.9…
28 歳の女性( 2 妊 1 産)。妊娠 32 週に胎児発育不全を指摘され紹介受診した。妊娠 10 週に行った妊婦初期検査では血液型 O 型 RhD(+)、間接 Coombs 試験陰性、HBs 抗原陰性、HCV 抗体陰性、風疹 HI 抗体価 128 倍、RPR 1 倍未満、TPHA 陰 性、HIV 抗原・抗体陰性であった。妊娠 15…
33 歳の女性( 1 妊 0 産)。下腹部痛と過多月経を主訴に来院した。月経周期は 28日型、整、持続 7 日間。 2 年前から月経痛があり市販の鎮痛薬を服用している。 4か月前から月経血量の増加と下腹部鈍痛を自覚したため受診した。 3 年前に流産のため子宮内容除去術を受けた。身長 168 cm、体重 60 kg。体温 36.0 ℃。脈拍76/分、整。血圧 110/74 mmHg。内診で子宮は約…
59 歳の男性。左肩痛を主訴に来院した。1 か月前から左肩痛を自覚するようにな っ た。脈 拍 80/分、整。血 圧 130/70 mmHg。呼吸数 16/分。SpO₂ 99 %(roomair)。左眼瞼下垂を認める。頸静脈の怒張を認めない。心音に異常を認めない。呼 吸音は左肺尖部で減弱を認める。四肢筋力に異常を認めない。血液生化学所見:血糖 90 mg/dL、HbA1c 5.0 %(基 準…
生後 10 か月の男児。嘔吐を主訴に両親に連れられて来院した。在胎 39 週、体重2,980 g で出生した。離乳食を食べると嘔吐するという。体重 6,840 g。体温36.9 ℃。心拍数 92/分。血圧 90/56 mmHg。呼吸数 20/分。食道 24 時間 pH モニタリング検査を行い、高度の胃食道逆流症を認めた。上部消化管造影の正面像と側面像を別に示す。 この患児の診断はどれか。
25 歳の女性( 2 妊 0 産)。初経は 12 歳。4 日前から下腹部痛を自覚したため産科診療所を受診した。月経周期は 28 日型、整、順。最終月経は 10 日前から 5 日間。 最近 2 年間に 2 回人工妊娠中絶手術を受けた。身長 160 cm、体重 53 kg。体温37.9 ℃。脈拍 100/分、整。血圧 116/62 mmHg。呼吸数…
67 歳の男性。酩酊状態のため心配した家族に付き添われて来院した。若い頃から晩酌が習慣であった。 1 年前の定年退職後から飲酒量が多くなり、最近、食事を食べずに朝から夜まで飲酒している。家族によると、酔っているとき手や指の振えが止まるという。また、飲酒を控えるように言っても、隠れて酒を買いに行って飲んでしまうという。身長 173 cm、体重 51 kg。体温 36.8 ℃。脈拍 72/分、整。血圧…
84 歳の男性。発熱を主訴に来院した。10 日前から右側胸部の痛みを自覚していた。3 日前から発熱が出現したため受診した。 1 年前、脳梗塞により左不全片麻痺があり、時々食事でむせることがある。意識は清明。身長 162 cm、体重 46 kg。体温 37.6 ℃。脈拍 104/分、整。血圧 110/66 mmHg。呼吸数 24/分。SpO₂ 95…
70 歳の男性。全身倦怠感を主訴に来院した。2 週間前から全身倦怠感が出現し軽快しないため受診した。眼瞼結膜は貧血様で、眼球結膜に黄染を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。両下肢に点状出血を認める。血液所見:赤血球 174 万、Hb 5.4 g/dL、Ht 16 %、網赤血球 1 %、白血球 1,800(分葉核好中球 20%、好酸球 1 %、単球 2 %、リンパ球 77 %)、血小板…
64 歳の男性。左耳下部の腫脹を主訴に来院した。10 年前から左耳下部に腫瘤を自覚し、 3 年前から右耳下部にも小さい腫瘤を自覚していた。腫瘤は一時増大と縮小を繰り返していた。右耳下部には直径 20 mm、左耳下部には直径 35 mm の弾性軟の腫瘤を触知した。皮膚との癒着はなく圧痛は認めなかった。頸部単純 MRI の脂肪抑制 T1 強調水平断像を別に示す。 診断はどれか。
54 歳の男性。左眼の飛蚊症と光視症を主訴に来院した。数日前から左眼に明るいところで黒い影のようなものが見え、光が走ることもある。両眼に-8D の近視があり矯正視力は両眼とも 1.0。左眼の眼底写真を別に示す。 診断はどれか。
71 歳の男性。肝炎ウイルス検診で「現在、C 型肝炎ウイルスに感染している可能性が極めて高い」と判定されて受診した。高血圧症でカルシウム拮抗薬を内服している。12 歳時に交通事故で輸血を受けた。喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。意識は清明。脈拍 76/分、整。血圧 132/74…
64 歳の女性。息苦しさを主訴に来院した。15 年前から高血圧症と糖尿病を指摘されていたが、医療機関を受診しなかった。 2 か月前に発熱で自宅近くの診療所を受診し、腎機能障害を指摘された。 3 週間前から食欲がなく果物だけ食べていた。 一昨日の夜間就寝後から息苦しさを自覚したため受診した。意識は清明。身長166 cm、体重 75 kg( 2 か月前は 70 kg)。脈拍 92/分、整。血圧…
7 歳の男児。右前腕の痛みと右手指の運動障害を主訴に母親に連れられて夜間に来院した。同日午前にブランコから転落して右肘を強打し受診していた。診療記録によると右肘に腫脹と変形が認められ、エックス線写真で右上腕骨顆上骨折を認め、徒手整復とシーネ固定を施行していた。帰宅 8 時間後に仏痛が増強し、右手指の運動ができなくなったため再度受診した。身長 110 cm、体重 19…
43 歳の女性。右眼が赤いことに気付き来院した。外傷や手術の既往はなく自覚症状はない。眼脂を認めない。右眼の写真を別に示す。 最も考えられるのはどれか。
86 歳の男性。胸部の違和感を主訴に来院した。夕食後、薬を内服する際に違和感があった。その後も違和感が持続し軽快しないため受診した。高血圧症、脂質異常症、高尿酸血症、前立腺肥大症、脊柱管狭窄症による腰痛、不眠症および逆流性食道炎に対して内服加療中である。両眼の白内障手術を予定している。一人暮らしで、身の回りのことは自分で行っている。意識は清明。身長 160 cm、体重 50 kg。体温 36.6…
65 歳の女性( 2 妊 1 産)。乳房のしこりを主訴に来院した。10 年ほど前から左乳房のしこりを自覚していたが様子をみていた。最近になって痛みが出現したため受診した。乳癌の家族歴はない。身長 160 cm、体重 60 kg。体温 36.0 ℃。脈拍 80/分、 整。血圧 146/90 mmHg。左乳房に皮膚の陥凹を認め、径 3 cm の腫瘤を触知する。…
53 歳の女性( 2 妊 1 産)。51 歳で閉経。不正性器出血を主訴に来院した。約 3 か月前から少量の不正性器出血を自覚していた。 2 週間前から出血が増量したため受診した。既往歴と家族歴に特記すべきことはない。身長 161 cm、体重 65 kg。体温 36.2 ℃。脈拍 84/分、整。血圧 140/78…
56 歳の女性。けいれんを主訴に救急車で搬入された。約 1 か月前から頭痛を自覚していたが、市販の鎮痛薬を内服して様子をみていた。自宅で初めて全身けいれんを起こし家族が救急車を要請した。意識レベルは JCSⅡ-10。体温 36.7 ℃。心拍数 96/分、整。血圧 136/86 mmHg。呼吸数 16/分。SpO₂ 98 %(鼻カニューラ 2L/分 酸素投与下)。瞳孔径は両側 3…
21 歳の女性。 2 週間前からの鼻漏、鼻閉およびくしゃみを主訴に来院した。 3年前の春から鼻漏、鼻閉およびくしゃみを自覚していた。自宅近くの診療所で抗ヒスタミン薬が処方されていた。症状は一時改善したが、 3 月初旬から症状が悪化した。両側鼻粘膜は腫脹しており、水様性鼻汁を認めた。鼻汁好酸球検査は陽性。今の症状をできるだけ早く改善したいと訴えている。 治療で適切なのはどれか。
22 歳の女性。頭痛と浮腫を主訴に来院した。 2 週間前から発熱と咽頭痛があり、自宅近くの診療所で扁桃炎と診断された。一昨日から頭痛および下肢の浮腫が出現し、次第に増悪したため受診した。これまでに学校と職場の健診で異常を指摘されたことはない。身長 156 cm、体重 45 kg。脈拍 84/分、整。血圧 156/76…
50 歳の女性。両手掌と両足底の皮疹を主訴に来院した。数年前から両手掌と両足底の皮疹が出現し消長を繰り返す。瘙痒と仏痛がある。しばしば扁桃炎に罹患する。喫煙は 20 本/日を 30 年間。皮疹部の真菌検査は陰性。右手掌の写真と右足の写真を別に示す。 この患者に合併しやすい関節炎の部位はどれか。
61 歳の男性。右胸痛を主訴に来院した。3 か月前から胸痛を自覚していたが、1 週間前から痛みが増強したため受診した。体温 36.9 ℃。脈拍 84/分、整。血圧132/80 mmHg。呼吸数 16/分。SpO₂ 95 %(room air)。心音に異常を認めない。右呼吸音の減弱を認める。血液所見:赤血球 471 万、Hb 11.0 g/dL、Ht 36 %、白血球 9,200、血小板 58…
68 歳の男性。就寝中の行動を心配した妻に伴われて来院した。週に数回、就寝後 1 時間半ほどすると大声をあげ、むっくと起き上がって何かと戦っているような行動をするようになった。妻が制止すると我に返り「夢を見ていた」と言い、再び就寝し翌朝には夢の中でのことだったと記憶している。日中の行動異常は全くない。 身体的には体が固く動作が遅くなったといい、物忘れを自覚している。身長 168cm、体重 60…
33 歳の女性。発熱を主訴に来院した。 2 週間前に 2 年間滞在していたアフリカから帰国した。 1 週間前から悪寒戦慄を伴う発熱、頭痛および悪心が出現した。 1日おきに 40 ℃の高熱が出るため自宅近くの診療所で解熱鎮痛薬を処方された。発熱が改善しないため再受診した。意識は清明。体温 39.3 ℃。脈拍 108/分、整。血圧 80/48 mmHg。呼吸数 20/分。SpO₂ 98 %(room…
64 歳の男性。胸痛と呼吸困難を主訴に救急車で搬入された。前夜に飲酒し早朝の清掃作業中に悪心と嘔吐があった。その後、胸痛と呼吸困難が突然出現したため同僚が救急車を要請した。胸痛は深呼吸で増強する。36 歳時に胃潰瘍。意識は清明。顔貌は苦悶様。身長 170 cm、体重 62 kg。体温 36.0 ℃。心拍数 98/分、整。血圧 152/104 mmHg。呼吸数 24/分。SpO₂ 98…
An 85-year-old woman was admitted to the hospital with a left femoral neck fracture and was confined to bed rest. On admission, muscle strength and sensation in the left lower limb were normal, but…
50 歳の女性。動悸を主訴に救急車で搬入された。数か月前から週に 1 回程度の動悸を自覚していたが、すぐに治まるので気にしていなかった。午後 8 時、会食中に突然、動悸と呼吸困難が出現したため家族が救急車を要請した。既往歴と家族歴に特記すべきことはない。意識は清明。身長 160 cm、体重 54 kg。体温 36.6 ℃。心拍数 136/分、整。血圧 126/90 mmHg。呼吸数…
21 歳の男性。胸背部痛のため救急車で搬入された。シャワー中に意識消失した。数分で意識は回復したが、胸背部痛が出現したため救急車を要請した。小児期に水晶体偏位と診断され眼鏡を使用している。大学のトライアスロンの選手。家族歴に特記すべきことはない。意識は清明。身長 186 cm、体重 65 kg。体温 36.3 ℃。心拍数 64/分、整。血圧 132/50 mmHg。呼吸数 20/分。SpO₂…
48 歳の女性。乳がん検診のマンモグラフィで腫瘤を指摘され、精査目的に来院した。右乳房の上外側区域に径 25 mm の腫瘤を触知する。 次に行う検査はどれか。
45 歳の女性。突然の胸痛のため救急車で搬入された。本日、夕食後に前胸部に強い痛みが出現した。横になって安静にしていたが、30 分たっても症状が改善しないため家族が救急車を要請した。 3 歳時に発熱と皮疹で入院した(詳細不明)。 5年前から毎年、健康診断を受けていたが、異常を指摘されていない。喫煙歴と飲酒歴はない。意識は清明。身長 162 cm、体重 47 kg。体温 36.7 ℃。心拍数…
73 歳の男性。発熱と頭痛を主訴に来院した。最近疲れやすく、3 か月間で 3 kgの体重減少があった。1 か月前から微熱と頭痛が続き、5 日前から頭痛が強くなった。トイレの場所を間違える、真夜中に食事を要求するなどの異常行動に家族が気付いていたという。意識は混濁。身長 168 cm、体重 59 kg。体温 38.2 ℃。脈拍92/分、整。血圧 140/92…
70 歳の男性。左足のこわばりを主訴に来院した。自宅近くの診療所にて糖尿病と高血圧症で加療中。 1 か月前から 100 m 程度の歩行で、左足のこわばり及びつることを自覚したため受診した。喫煙は 20 本/日を 50 年間。意識は清明。身長 178 cm、体 重 84 kg。体 温 36.3 ℃。脈 拍 68/分、整。血 圧 168/90 mmHg。SpO₂ 96 %(room…
74 歳の男性。腹痛と嘔吐を主訴に救急車で搬入された。前日から腹痛があり食事を摂れなかった。早朝から嘔吐があったため救急車を要請した。28 歳時に十二指腸潰瘍の治療歴がある。顔貌は苦悶様。身長 160 cm、体重 50 kg。体温 37.2 ℃。心拍数 144/分、整。血圧 86/60 mmHg。呼吸数 22/分。SpO₂ 99 %(マスク 5…
1 か月の男児。生後 20 日頃から母乳を飲むのに時間がかかるようになったことを母親が心配し、両親に連れられて自宅近くの小児科診療所を受診した。在胎 40週、身長 49.5 cm、体重 2,850 g、頭囲 33 cm で、仮死なく出生した。出生後は完全母乳栄養である。身長 54.0 cm、体重 3,320 g。体温 36.8 ℃。脈拍 124/分、整。呼吸数…
62 歳の女性。出血斑を主訴に来院した。数か月前から四肢の出血斑に気付いた。最近、前胸部に点状出血が多数出現したため受診した。意識は清明。体温36.2 ℃。脈拍 68/分、整。血圧 118/72 mmHg。前胸部と四肢に点状出血を認める。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。頸部リンパ節を触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球 360…
29 歳の男性。労作時呼吸困難を主訴に来院した。数年前から職場健診で高血圧と尿検査異常を指摘されていたが、医療機関を受診しなかった。 1 週間前から階段を昇る際に息切れを自覚したため受診した。意識は清明。身長 172 cm、体重 82 kg。体温 36.4 ℃。脈拍 104/分、整。血圧 228/132 mmHg。呼吸数 20/分。SpO₂ 96 %(room…
28 歳の初妊婦( 1 妊 0 産)。妊娠 31 週 6 日、軽度の下腹部痛を自覚し来院した。実家に帰省した際に不規則な下腹部痛を自覚したため不安になり実家近くの産科診療所を初めて受診した。それまで妊娠初期から自宅近くの産科診療所にて妊婦健康診査を受けていたという。来院時、下腹部痛は消失し性器出血の自覚はない。意識は清明。身長 156 cm、体重 68 kg(非妊時 53 kg)。体温 37.1…
7 か月の男児。頭部を前屈する動作を心配した両親に連れられて来院した。在胎 40 週、体重 3,020 g で仮死なく出生した。追視・固視を 1 か月、あやし笑いを 2 か月、定頸を 3 か月で認めた。 2 週間前から両上肢を伸展挙上し、頭部を前屈する動作が出現した。約 10 秒間隔で 10…
22 歳の男性。咳嗽を主訴に来院した。1 週間前から微熱と咳嗽が出現し改善しないため受診した。両親と弟と同居。2 週間前に 16 歳の弟が同様の症状で百日咳と診断されている。昨日から反復性、発作性の咳嗽が持続している。咳は夜間に強い。意識は清明。体温 37.1 ℃。脈拍 108/分、整。血圧 124/68 mmHg。呼吸数22/分。SpO₂ 98 %(room…
72 歳の女性。①尿量の減少を主訴に来院した。 4 日前から嘔吐と下痢があり食事量が低下していた。 2 日前から全身倦怠感が出現し、今朝から尿量が減少したため受診した。12 年前から高血圧症で降圧薬を内服している。身長 154 cm、体重 48 kg( 2 週間前の体重 51 kg)。脈拍 108/分、整。血圧 100/52…
82 歳の男性。転倒して頭部を受傷し脳挫傷と診断された。急性期治療後、回復期リハビリテーション病棟に入院した。現在、発症後 30 日目である。意識レベルは JCSⅠ-2。血圧 120/78 mmHg。利き手は右。徒手筋力テストで左上下肢は 4 、右上肢は肘屈曲 1 、手指屈曲 1 、手指伸展 0 、右下肢は股関節屈曲 1 、膝伸展 2 、足関節背屈 0…
55 歳の男性。嚥下困難を主訴に来院した。 2 年前から右上肢の筋力低下が出現した。 1 年前から足がつっぱり、つまずきやすくなった。 3 か月前から食事中にむせることがある。この 1 年間で体重は 3 kg 減少した。意識は清明。身長 168 cm、 体重 55 kg。体温 36.5 ℃。脈拍 80/分、整。血圧 128/72…
34 歳の初産婦( 1 妊 0 産)。妊娠 39 週 4 日の午前 6 時に陣痛発来のため入院した。これまでの妊娠経過は順調であった。身長 148 cm、体重 56 kg(非妊時 48kg)。内診所見は子宮口開大度 4 cm、展退度 70 %、先進部は児頭であった。来院時の胎児心拍数陣痛図にて胎児心拍数波形に異常は認めず、 5 分毎の子宮収縮を認めた。午後 4 時に子宮口は全開大した。午後 6 時…
15 歳の男子。幼少時から胸の形が他人と異なることを主訴に父親に連れられて来院した。胸部の痛みは訴えていない。脈拍 64/分、整。血圧 132/72 mmHg。呼吸数 14/分。SpO₂ 99 %(room air)。胸部の写真を別に示す。 この患者で認める所見はどれか。 2 つ選べ。
76 歳の男性。発熱と右季肋部痛とを主訴に来院した。昨日から右季肋部痛が出現し、今朝まで持続している。体温 38.1 ℃。脈拍 128/分、整。血圧 124/86 mmHg。呼吸数 18/分。眼球結膜に黄染を認める。腹部は平坦、軟で、右季肋部に圧痛を認める。血液所見:白血球 17,600。血液生化学所見:総ビリルビン 6.9 mg/dL、直接ビリルビン 4.2 mg/dL、AST 371…
27 歳の女性。動悸および手の震えを主訴に来院した。妊娠中は自覚しなかったが、 1 年前の出産後、半年経過した頃から労作時の動悸、発汗および手の震えを感じていた。食欲は変わらないが、体重は最近 3 か月で 5 kg 減少した。また、急に暑がりになった。出産後から無月経が続いている。身長 160 cm、体重 42 kg。体温37.2 ℃。脈拍 112/分、整。血圧 116/60 mmHg。呼吸数…
75 歳の女性。大腸癌術後から経口摂取が困難で、中心静脈栄養を行なっている。術後 10 日目に悪寒戦慄が出現した。意識は清明。体温 38.0 ℃。脈拍 120/分、整。血圧 90/44 mmHg。呼吸数 24/分。腹部は平坦、軟で、手術創に明らかな異常を認めない。血液培養 2 セットから Candida albicans が検出された。中心静脈カテーテルを抜去し抗真菌薬による治療を開始した。…
35 歳の女性。 2 週間前から両下肢に皮疹が複数出現したため来院した。皮疹は皮膚面からわずかに盛り上がり、浸潤を触れ熱感と圧痛を認める。左下腿の写真を別に示す。 考えられる基礎疾患はどれか。 3 つ選べ。
28 歳の女性。乳汁分泌と無月経を主訴に来院した。無月経は 3 か月前から続き、2 週間前に乳汁分泌に気付いた。 2 年前からうつ症状で精神科で内服加療中である。家族歴に特記すべきことはない。妊娠歴はない。意識は清明。身長 158 cm、体重 46 kg。体温 36.5 ℃。脈拍 80/分、整。血圧 116/70 mmHg。呼吸数 12/分。SpO₂ 99 %(room…
36 歳の男性。咽頭痛を主訴に来院した。14 日前から 39~40 ℃の発熱と咽頭痛があり、 7 日前に自宅近くの医療機関を受診した。インフルエンザウイルス迅速抗原検査と新型コロナウイルス〈SARS-CoV-2〉抗原定性検査は陰性であり、抗菌薬の内服を開始したが、症状が改善しないため再度受診した。体温 38.3 ℃。脈拍104/分、整。血圧 124/82 mmHg。呼吸数…
20 歳から 30 年間、 1 日 20 本の喫煙をしていた患者の Brinkman 指数を求めよ。 Brinkman 指数: ① ② ③