生後 10 か月の男児。嘔吐を主訴に両親に連れられて来院した。在胎 39 週、体重2,980 g で出生した。離乳食を食べると嘔吐するという。体重 6,840 g。体温36.9 ℃。心拍数 92/分。血圧 90/56 mmHg。呼吸数 20/分。食道 24 時間 pH モニタリング検査を行い、高度の胃食道逆流症を認めた。上部消化管造影の正面像と側面像を別に示す。

この患児の診断はどれか。

a. 胃軸捻転

b. 食道憩室

c. 食道アカラシア

d. 食道裂孔ヘルニア

e. 先天性横隔膜ヘルニア

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)