64 歳の男性。左耳下部の腫脹を主訴に来院した。10 年前から左耳下部に腫瘤を自覚し、 3 年前から右耳下部にも小さい腫瘤を自覚していた。腫瘤は一時増大と縮小を繰り返していた。右耳下部には直径 20 mm、左耳下部には直径 35 mm の弾性軟の腫瘤を触知した。皮膚との癒着はなく圧痛は認めなかった。頸部単純 MRI の脂肪抑制 T1 強調水平断像を別に示す。

診断はどれか。

a. 唾石症

b. 正中頸囊胞

c. Warthin 腫瘍

d. Sjögren 症候群

e. 耳下腺多形腺腫

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)