問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)
a. インターフェロン
b. 核酸アナログ製剤
c. グルココルチコイド
d. ウルソデオキシコール酸
e. 直接作用型抗ウイルス薬〈direct acting antivirals〉
第一選択薬は「e. 直接作用型抗ウイルス薬〈direct acting antivirals〉」である。
C型肝炎の治療には、直接作用型抗ウイルス薬(DAA)が現在の標準治療となっている。DAAは高い効果と少ない副作用を特徴としており、インターフェロンに比べて治療の成功率が高い。また、この患者はHCV抗体陽性でHCV-RNAも陽性であるため、現在もC型肝炎ウイルスに感染していることが確認されている。その他の選択肢は、C型肝炎の治療において第一選択薬とはならない。