問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)
a. 膠芽腫
b. 髄膜腫
c. 脳膿瘍
d. 神経鞘腫
e. 転移性脳腫瘍
考えられるのは「b. 髄膜腫」である。
髄膜腫は、脳や脊髄の髄膜から発生する良性の腫瘍であり、しばしば頭痛やけいれん発作、局所神経症状を引き起こすことがあります。髄膜腫はゆっくりと成長するため、長期間にわたって症状が進行することが多いです。頭部CTおよびMRIの画像所見では、均一な強い造影効果を持つ腫瘤が見られることが特徴です。この患者の場合、約1か月前からの頭痛と今回の全身けいれん発作、右半身の不全麻痺があり、画像所見から髄膜腫が考えられます。