1 か月の男児。生後 20 日頃から母乳を飲むのに時間がかかるようになったことを母親が心配し、両親に連れられて自宅近くの小児科診療所を受診した。在胎 40週、身長 49.5 cm、体重 2,850 g、頭囲 33 cm で、仮死なく出生した。出生後は完全母乳栄養である。身長 54.0 cm、体重 3,320 g。体温 36.8 ℃。脈拍 124/分、整。呼吸数 40/分。啼泣時の表情は正常だが、声が小さく舌が細かくぴくぴくと震えている。呼吸時に胸部と腹部が交互に上がる。手指の動きは正常だが、四肢を持ち上げる運動に乏しい。
両親への説明で正しいのはどれか。
a. 「人工乳に変えましょう」
b. 「感冒薬を服用しましょう」
c. 「専門の病院に紹介しましょう」
d. 「 1 か月後に再受診してください」
e. 「うつ伏せにして寝かせましょう」