問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)
a. 頭部 CT
b. 眼底検査
c. 頸動脈エコー検査
d. 腹部エックス線撮影
e. 足関節上腕血圧比〈ABI〉
降圧薬治療の準備中にまず行う検査は「b. 眼底検査」である。
眼底検査は高血圧による網膜の変化を評価するために重要であり、高血圧の重症度や臓器障害の有無を確認するのに役立つ。特に、この患者のように重度の高血圧(228/132 mmHg)を呈している場合、眼底検査により高血圧性網膜症の評価ができ、適切な治療方針の決定に有用である。