問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)
a. West 症候群
b. 欠神てんかん
c. Lennox-Gastaut 症候群
d. 先天性筋強直性ジストロフィー
e. 福山型先天性筋ジストロフィー
可能性が高いのは「a. West 症候群」である。
West症候群は、乳児期に見られる特異な発作パターンで、特に屈曲発作(サラミ発作)が特徴的である。この患者は、両上肢を伸展挙上し、頭部を前屈する動作を反復するという症状があり、これはWest症候群に典型的である。また、発達の後退(あやし笑いが乏しくなる、寝返りと坐位保持ができなくなる)もWest症候群の特徴である。