15 歳の男子。幼少時から胸の形が他人と異なることを主訴に父親に連れられて来院した。胸部の痛みは訴えていない。脈拍 64/分、整。血圧 132/72 mmHg。呼吸数 14/分。SpO₂ 99 %(room air)。胸部の写真を別に示す。
この患者で認める所見はどれか。 2 つ選べ。
a. 肋軟骨の変形
b. ビア樽状胸郭
c. 胸骨骨折
d. 胸骨陥凹
e. 動揺胸郭
a. 肋軟骨の変形
b. ビア樽状胸郭
c. 胸骨骨折
d. 胸骨陥凹
e. 動揺胸郭
この患者で認める所見は「a. 肋軟骨の変形」と「d. 胸骨陥凹」である。
15歳の男子が幼少時から胸の形が他人と異なることを主訴として来院したことから、漏斗胸(胸骨陥凹)である可能性が高い。漏斗胸は胸骨が内側に陥凹することが特徴であり、これに伴って肋軟骨の変形が見られることがある。