34 歳の経産婦( 2 妊 1 産)。妊娠 41 週 2 日、破水感を主訴に来院した。妊娠初期から妊婦健康診査を受けていたが、特に異常は指摘されていなかった。妊娠 41 週2 日、午前 7 時に破水感を自覚したため午前 8 時に来院した。子宮収縮の自覚はなかった。腟鏡診にて少量の羊水の流出を認めた。内診で 子宮口は 3 cm 開大、展退度は 60 %、硬度は中等度、児頭下降度は SP - 2 cm であった。入院管理とし、①午後 2 時、 8 分ごとの規則的な子宮収縮が開始した。②午後 7 時、子宮口は 10 cm開大、展退度は 100 %。その後、③児頭は顔面を母体腹壁側へ向けるように回旋した。 3 回の怒責で児頭が娩出し、④続いて母体腹壁側の肩甲が、その後母体背中側の肩甲が娩出した⑤児娩出 9 分後に胎盤が娩出された

下線部のうち、異常な分娩経過はどれか。

a. ①

b. ②

c. ③

d. ④

e. ⑤

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)