麻疹について誤っているのはどれか。
6歳の女児。発熱と発疹を主訴に祖父に連れられて来院した。3日前に発熱と咳嗽が出現した。一旦解熱したが、本日から再度発熱し体幹に発疹が出現したため来院した。1週前に家族で麻疹流行地を旅行していたという。鑑別のために最も重要な所見を呈する部位はどれか。
救急外来で小児を診察した研修医から指導医への報告を示す。研修医:「1歳の女児です。3日前から発熱、咳嗽、鼻汁が続き、本日から四肢、体幹に発疹が出現したため来院しました。咳嗽がひどくルームエアーでSpO2が92%であり、入院も考慮する必要があると思います」指導医:「どのような発疹ですか」研修医:「四肢、体幹に紅色の丘疹がひろがっています」
6歳の男児。発熱を主訴に母親とともに来院した。10日前に家族で東南アジアに旅行に出かけ5日前に帰国した。4日前に発熱と咳、鼻汁、眼脂および口腔内の粘膜疹が出現した。昨日から高熱となり皮疹も出現したため受診した。
32 歳の男性。発熱、鼻汁および咳嗽を主訴に来院した。夏休みの家族旅行で2週間東南アジアに滞在し、週前に帰国した。来院時の現症では結膜充血、口腔内に白色斑と全身に癒合性のある紅斑を認めた。誤っているのはどれか。