Aさん(32 歳、女性)は、営業で外出の多い業務を担当している。1か月前から発熱、 倦怠感、関節痛および顔面の紅斑が出現し、近くの医療機関を受診したところ全身性エリテマトーデス<SLE>と診断され治療目的で入院した。
入院時所見は身長 160 cm、体重 55 kg。血圧 142/80 mmHg。血液検査データは、白血球 4,400/μL、血小板 17.5 万/μL、Hb 12.5 g/dL、クレアチニン 2.5 mg/dL、抗核抗体は陽性であった。
入院時のアセスメントで正しいのはどれか。
1. 貧血
2. 出血傾向
3. 易感染状態
4. 腎機能低下
Aさんはプレドニゾロン 60 mg/日のステロイド治療が開始となった。
Aさんへの説明で適切なのはどれか。
1. 「食事の制限はありません」
2. 「 怠感が強いときは薬の中止を検討します」
3. 「薬の影響で気分が大きく変動するかもしれません」
4. 「職場復帰に備えて天気の良い日は散歩しましょう」
5. 「治療で病状が改善すると抗核抗体が陰性になります」