A さん(35 歳、女性)は、昨年結婚し、夫(50 歳)と2人暮らし。最近2か月で5kgの体重減少、首の違和感と息苦しさ、心悸亢進、不眠のため内科を受診した。触診で甲状腺の腫脹、超音波検査で甲状腺内に数か所の石灰化が認められたため、甲状腺腫瘍の疑いで大学病院に紹介された。

嗜好品:飲酒はビール 700 ml/日を週5日

趣 味:ジョギングとヨガ


A さんの甲状腺腫瘍の確定診断に必要な検査はどれか。

1. 血中サイログロブリン値検査

2. 頸部エックス線撮影

3. 穿刺吸引細胞診

4. 頸部 CT

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検査の結果、A さんは甲状腺乳頭癌であり、甲状腺全摘出術を受けることになった。A さんは、手術前オリエンテーションの際「手術後にどんな症状が起こりやすいのか教えてください」と話した。

この時の A さんへの看護師の説明で適切なのはどれか。

1. 「手がつる感じがあります」

2. 「目が閉じにくくなります」

3. 「声が出なくなります」

4. 「唾液が多くなります」

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A さんは、手術後に甲状腺ホルモン製剤、カルシウム製剤、ビタミン D 製剤の内服が開始され、手術後1週で退院することになった。A さんは「退院後の生活で気を付けることを教えてください。私は 35 歳ですし、夫と年が離れているため、できるだけ早く子どもが欲しいと思っています」と話している。

看護師が行う A さんへの1か月後の受診までの生活指導で適切なのはどれか。

1. 「運動は控えましょう」

2. 「1年間は妊娠を控えましょう」

3. 「海藻類の摂取に制限はありません」

4. 「飲酒量は入院前と同じでよいです」

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