現在の日本の終末期医療において、患者の将来の自己決定能力の低下に備えて、患者・家族と医療者が今後の治療・療養についての気がかりや価値観を定期的に話し合って共有し、患者の意向に沿った医療を提供することが望ましいとされている。
この内容を示すのはどれか。
1.グリーフケア
2.代理意思決定の支援
3.アドバンス・ケア・プランニング
4.アドバンスディレクティブ<事前指示>の支援
アドバンス・ケア・プランニング(ACP)は、患者自身の将来の医療に関する意向を、健康状態が良好なうちから家族や医療提供者と共有し、話し合っていくプロセスです。終末期医療において、患者の自己決定能力が低下する前に、その人の価値観や希望に基づいた医療を確実に提供するための計画を立てます。これにより、患者と家族が今後の治療や療養に関して不安を感じることなく、患者の意向に沿った医療を受けることができます。