上肢のフィジカルアセスメントの立位での実施場面の写真を別に示す。
手のひらを上にして、肩の高さで水平に前方に両腕を伸ばしてもらった。その後、閉眼してもらうと、左腕が回内しながら下がっていった。
アセスメントの結果で正しいのはどれか。
1. 位置覚の異常
2. 錐体路の障害
3. 小脳機能の異常
4. 関節可動域の障害
1. 位置覚の異常
2. 錐体路の障害
3. 小脳機能の異常
4. 関節可動域の障害
錐体路の障害: 手のひらを上にして両腕を伸ばした状態から、片方の腕が回内して下がる現象は、バレー徴候(またはプロナートレフトテスト)と呼ばれ、錐体路の障害を示唆する所見です。これは脳の運動神経系の障害、特に錐体路(皮質脊髄路)の障害がある場合に見られます。