A さん(76 歳、女性)は1人暮らし。脳血管疾患で右半身麻痺があり、障害高齢者の日常生活自立度判定基準は B-2 である。週に2回の訪問看護を利用している。
食事の準備と介助および食後の口腔ケアのため訪問介護を利用することになった。
訪問介護の担当者は、A さんのケアについて訪問看護師に助言を求めた。
訪問看護師が訪問介護の担当者に助言する内容で正しいのはどれか。
1. 健側に頸部を回旋させ食事の介助をする。
2. 野菜は繊維に対し垂直に切って調理する。
3. 歯肉出血がみられたら口腔ケアは中止する。
4. 食事中は A さんの好きなテレビ番組を見せる。
Aさんが右半身麻痺を持っているため、飲み込みや咀嚼が困難である可能性がある。
繊維に対して垂直に野菜を切ることで、より嚥下しやすく消化しやすい形状にな。これは特に神経系の障害による嚥下障害がある場合に役立つ調理方法。