①尿蛋白:3.5[g/日]漏れたら

②血清総蛋白量:6.0[g/dℓ]以下(もしくは、血清Alb3.0[g/dℓ]以下)

※必須条件ではないが、浮腫&脂質異常症も重要な所見。


平成22年度厚生労働省難治性疾患克服研究事業進行性腎障害に関する調査研究班による「ネフロー ゼ症候群診療指針の診断基準」より抜粋

成人ネフローゼ症候群の診断基準

①蛋白尿:3.5 g/日以上が持続する(随時尿において尿蛋白/尿クレアチニン比が 3.5 g/ gCr 以上の場合もこれに準ずる)

②低アルブミン血症:血清アルブミン値3.0 g/dL以下、血清総蛋白量 6.0 g/dL 以下も参考になる。

③浮腫(本症候群の必須条件ではないが,重要な所見)

④脂質異常症(本症候群の必須条件ではない)

注:

1)上記の尿蛋白量,低アルブミン血症(低蛋白血症)の 両所見を認めることが本症候群の診断の必須条件で ある。

2)浮腫は本症候群の必須条件ではないが,重要な所見 である。

3)脂質異常症は本症候群の必須条件ではない.  4)卵円形脂肪体は本症候群の診断の参考となる.

ネフローゼ症候群は糸球体性の蛋白尿を多量認め、低アルブミン血症や浮腫となる腎疾患群のことである。


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