3歳の男児。言葉が出ないことを主訴に両親に連れられて来院した。運動発達に問題はなかったが、言葉が出てこなかった。診察室では、視線は合わず動き回り、体を前後に揺らし、回転することが多い。積み木を見つけて遊び始めると、集中して1列に並べ始め、親の呼びかけにも振り向かない。運動発達に遅れはなく、聴覚障害の所見は認めない。

この疾患について正しいのはどれか。

a. 偏食はまれである。

b. 言葉の理解は良い。

c. 両親の養育態度が原因である。

d. 症状が出そろうのは青年期である。

e. 自分の意思を伝達することに障害がある。

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)