問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)
45歳の男性。38℃を超える発熱、下痢、筋肉痛および全身倦怠感が出現したため、自宅から診療所に電話で相談してきた。2週前まで仕事でエボラ出血熱の発生国に滞在していたという。帰国時の体調は良好であった。既往歴に特記すべきことはない。一人暮らしである。
医師の指示として適切なのはどれか。
a. 「直ちに最寄りの保健所に連絡し自宅で待機してください」
b. 「市販薬を購入して自宅で安静にしてください」
c. 「直ちに大学病院を受診してください」
d. 「そのまま自宅で安静にしてください」
e. 「直ちに来院してください」
1類感染症のエボラウイルスの可能性を否定できない。保健所に対応いただく。